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多言語の人口統計学辞書 日本語 ed. 1994

受胎能力

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受胎能力  


出産歴1あるいは再生産歴1は、結婚、妊娠、出産、乳児死亡、等、ならびにそれらの発生年月日のような、個々の女性の再生産過程における重要事象を記録したものである。出生歴は標本調査において回顧的方法により調べられることが多い。歴史人口学102-1)で用いられる家族復元用紙1は、人口動態記録211-3)に基づく家族復元2によって夫婦と子供を関係づけたものである。女性の妊娠歴3あるいは妊娠記録3には、各妊娠の開始時点、妊娠の結果等、妊娠に関する詳細な情報が含まれる。このような出生タイミングに関する詳細な記録は様々な目的に使われる。たとえば、それは自然出生力4、すなわち家族規模制限624-4)が行われていない状態における出生力に関する情報を与えることができる。それはまた受胎能力5、すなわち一月経周期622-2)当たりの受胎確率の推定にも用いられる。さらに、避妊を行わない場合の自然受胎能力6と避妊を行った場合の残余受胎能力7とを区別することもできる。有効受胎能力8は、出生に帰結した受胎だけで測られる。避妊実行期間の避妊の有効性を測定するためには、受胎リスクの生ずる613-1)期間における受胎率9が用いられる。

  • 1. 出生歴birth historiesは通常、出生(生きて生まれてきた子供)に限られる。
  • 6. 一語で使う場合、受胎能力は自然受胎能力を表す。