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多言語の人口統計学辞書 日本語 ed. 1994

計画出産

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計画出産  


家族計画は、計画出産1あるいは責任のある出産1ともいわれ、各夫婦あるいは社会の最適の利害に従って出生数ならびに出生間隔を決めるという考え方を意味する。夫婦が予期する子供数は、調査において夫婦が表明する希望子供数2あるいは予定子供数2とは異なるかもしれない。夫婦が自分達の目標とする子供数を修正しないとしても、避妊の失敗3の結果としてそれを超えてしまう可能性があるからである。その避妊の失敗の頻度は避妊の有効性4にかかっているが、これには二つの測定方法がある。一つは理論的有効性5あるいは生理学的有効性5であり、指示に従ってある方法を常時使用した場合の(その方法の)信頼性を表す。もう一つは実際使用有効性6であり、任意の人口がその方法を普段の実際的状況で使用した場合の信頼性によって測定される。残余受胎能力638-7)の考え方に立てば、実際使用有効性は、避妊失敗率7、すなわち受胎リスクの生ずる期間における予定外受胎数によって測定される。

  • 2. 出生予想birth expectationsは再生産予定reproductive intentionsとは異なる、という言い方もできる。また希望子供数desired family size、すなわち個人または夫婦が(自分たちにとって)持ちたいと望む子供数と、彼(女)等が社会にとって望ましいと考える子供数である理想子供数ideal family sizeとは区別される。予定子供数intended family sizeは希望子供数よりも小さいかも知れない。
  • 3. 計画外出生unplanned birthsは計画出生planned birthsの対概念として用いられることが多い。 4,5,6.効率efficacyは、ここで用いられている有効性effectivenessと同義語である。
  • 4. 家族計画プログラム、もしくはある人口におけるある避妊方法の人口学的有効性demographic effectiveness(626-7参照)と混同してはならい。