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多言語の人口統計学辞書 日本語 ed. 1994

比較死亡指標

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比較死亡指標  


粗死亡率401-4)は死亡率の水準のみならず、人口の構成〔特に年齢構造325-6)〕にも依存する。異なる人口の死亡率を比較する場合に、人口構造144-4)による影響を除去するため標準化死亡率1または調整死亡率1が計算されることがある。一定の構成を持った標準人口2を用いて行われる死亡率の標準化の中では、年齢標準化が最も一般的である。対象とする人口の特殊率134-6)(この場合年齢別死亡率)が得られる場合には、その死亡率を標準人口の該当年齢の集団に乗ずる直接標準化法3を用いることができる。年齢別死亡率が得られない場合には、間接標準化法4によって標準化死亡率を得ることができる。比較的よく用いられるのは比較死亡指標5である。この方法では、まず対象となる人口を構成する部分集団に標準死亡率6を乗じ、その総和をとって、死亡数の期待値を得る。比較死亡指標は観測された死亡数7と、標準死亡率を適用して得られる期待死亡数8との比によって求められる。

  • 1. 標準化するstandardize(動);標準化されたstandardized(形);標準化standardization(名):これは標準化の過程である。
  • 5. 粗死亡率401-4)に比較死亡指標を乗じたものが間接標準化死亡率indirectly standardized death rateである。イギリスの公式用語において、職業死亡の分野では直接標準化による数値は、比較死亡率comparative mortality figure、そして間接標準化による数値は、標準化死亡比standardized mortality ratioと呼ばれている。